返済できないとき

「もう返済できないかもしれない…」
そう感じてここにたどり着いたと思います。

このページでは、
返済が厳しくなったときに絶対やってほしいこと・やってはいけないこと・主な解決方法 を、できるだけわかりやすくまとめました。

「怒られるのが怖い」「家族や職場にバレたくない」
そんな不安がある人こそ、落ち着いて読んでみてください。


1.返済できないと思ったら、最初にやるべき3つのこと

① とにかく放置しない

一番やってはいけないのは「見なかったことにする」ことです。

  • 督促の電話を無視する
  • ハガキ・封筒を開けない
  • 現実から逃げる

気持ちはすごくわかりますが、
放置すると「延滞 → 遅延損害金 → 催告 → 法的手続き」と、どんどん状況が悪化していきます。


② 自分の「お金の状況」を紙に書き出す

まずは 現状を正しく把握すること からです。

  • 借入先(カード会社・消費者金融・銀行など)
  • 残高はいくらか
  • 月々の返済額
  • 今の収入・支出

これを紙やメモアプリに書き出すだけでも、
「なんとなくヤバい」から「どこがどれくらいヤバいのか」に変わります。


③ 1人で抱えず、早めに相談する

借金の問題は、早く相談した人ほどダメージが小さくて済みます。

  • まだ延滞前:リスケジュール(返済計画の見直し)の相談
  • すでに延滞している:債務整理(任意整理・個人再生・自己破産など)の相談

「相談したら終わり」ではなく、
相談したところからやっとスタートラインに立てるイメージです。


2.返済できないときに「絶対やってはいけないNG行動」

NG① 闇金・怪しい「おまとめローン」に手を出す

「今返せればいいや」と思って、
消費者金融以外のよく分からない業者や、SNSでDMを送ってくるような相手から借りるのは非常に危険です。

  • 法外な利息
  • 口座・身分証の悪用
  • 家族や職場への執拗な取り立て

など、状況が一気に地獄になります。


NG② クレジットカードの現金化

カードで買った商品を現金化する行為は、
カード会社の規約違反になり、最悪の場合「一括請求」「強制解約」につながります。

その場しのぎでとてもリスクが高い手段なので、
最後の手段にも選んではいけない行動 です。


NG③ 連絡を完全に無視し続ける

督促の電話やハガキが怖くて無視してしまう気持ちは本当によくわかります。

ですが、
無視し続けると最終的には、

  • 一括請求
  • 給与や口座の差押え(法的手続き)

といった段階に進む可能性があります。

「今は返せないけど、どうしたらいいか相談したい」と、
こちらから連絡して状況を伝えること が大事です。


3.返済が難しいときに考えられる主な解決方法

ここからは、返済が難しいときに実際に使われる主な方法をまとめます。
※ここで書いている内容はあくまで一般的な情報であり、最適な方法は人によって違います。


① 返済条件の見直し(リスケジュール)

まだ延滞が浅い場合や、
「一時的に収入が減っているだけ」の場合は、
返済期間を延ばしたり、月々の返済額を減らしたり できないかを相談する方法があります。

  • 返済額を減らしてもらう
  • 支払いの猶予期間をもらう

など、いきなり「債務整理」ではなく、
まずは返済計画の見直しの相談から始めるケースもあります。


② 任意整理(利息や将来分のカットを目指す)

任意整理とは、
弁護士・司法書士が間に入って「将来の利息などをカットしてもらい、分割で返していく」手続きです。

  • 主に利息・将来利息のカットがメイン
  • 元本は分割で返していく形
  • 裁判所を通さないので比較的スピーディー

「毎月の返済額が重すぎる」という人が、
月の負担を下げるために選ぶことが多い方法 です。


③ 個人再生(大幅な減額+マイホームを守りたい人向け)

個人再生は、
借金の総額を大きく減額してもらい、残った分を原則3~5年かけて返済していく手続きです。

  • 借金を大幅に減らせる可能性がある
  • 条件を満たせば住宅ローン付きのマイホームを残せることもある
  • 裁判所を通す、少し重めの手続き

「自己破産はしたくない」「家を手放したくない」
という人が検討するケースが多いです。


④ 自己破産(返済義務を免除してもらう手続き)

自己破産は、
返済がどうやっても不可能になったときに、
残っている借金の返済義務を原則として免除してもらう手続き
 です。

  • 借金の返済義務が原則なくなる
  • その代わり、一定の財産を手放す可能性がある
  • 一部、就けない職業や資格に一定期間制限がかかる場合がある

「もう本当に無理だ」と思ったところから、
人生を立て直すために選ぶ人もたくさんいます。


4.「家族や職場にバレるのが怖い…」という人へ

「返済できない」と誰かに相談すること自体が怖い、
という人も多いと思います。

ですが、
専門家への相談は、必ずしも家族や職場に知られるわけではありません。

  • 相談だけなら家族に連絡がいくことは基本的にない
  • 郵便物や連絡方法も、できる限り配慮してくれる事務所が多い
  • どうしても不安な場合は「家族や職場に知られたくない」ことを先に伝える

「誰にも言えないまま一人で悩み続けること」が、
一番つらくて、一番危険です。


5.相談から解決までのおおまかな流れ

  1. 現状の整理(借入額・件数・収入・支出)
  2. 無料相談の予約(電話・メール・フォーム)
  3. 相談当日:状況のヒアリング → 考えられる選択肢の説明
  4. 方針を決める(任意整理/個人再生/自己破産 など)
  5. 手続きスタート

「まだ決められない」という段階でも、
一度話を聞いてもらうだけで気持ちがかなりラクになることも多いです。


6.まとめ:返済できないのは「終わり」じゃない

最後に、大事なことをもう一度。

  • 返済できない=人生終了ではない
  • 放置するほど状況は悪化する
  • 早く動いた人から、ダメージ少なめでやり直せる

今、ここまで読んでくれたあなたは、
もうすでに「現実から目をそらさずに向き合い始めている人」です。

「まだ大丈夫」と自分をごまかす前に、
少しだけ勇気を出して、次の一歩(相談)につなげてみてください。

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