督促を止める方法|まず知っておきたいこと
「督促の電話が怖い」「ポストを開けるのが嫌」
そんな状態が続くと、仕事もプライベートも何も楽しめなくなりますよね。
結論から言うと、合法的に督促を止める方法はあります。
ただし「完全無視」「バックレ」は逆効果で、状況を悪化させてしまいます。
このページでは、
- 督促が続くとどうなるのか
- 絶対にやってはいけない行動
- 督促を止める現実的な方法
- 相談する前に準備しておくこと
を、専門用語をできるだけ使わずに解説します。
督促が来るまでの流れをざっくり確認
まずは「今、自分がどの段階にいるか」を知ることが大事です。
① 数日〜1か月の延滞
- メール・SMSでの督促
- 軽い電話連絡
この段階は「お知らせ」に近いイメージです。
② 1〜3か月の延滞
- 電話の回数が増える
- ハガキ・封筒で督促状が届く
- カードの利用停止
このあたりからプレッシャーが一気に強くなります。
③ 数か月以上の延滞
- 一括請求
- 保証会社への代位弁済
- 給料・口座の差押えに向けた法的手続き
ここまで来ると、自分だけでのリカバリーはかなり難しくなります。
督促が来たときの「絶対NG行動」
怖くて逃げたくなる気持ちは当然ですが、
次の行動は状況を悪化させるのでNGです。
✖ 完全無視する
電話も手紙も無視し続けると、
- 一括請求
- 裁判・差押え
につながる可能性が高くなります。
✖ 新しい借金で返そうとする
- 闇金
- クレカの現金化
- ギャンブル・副業で一発逆転を狙う
これは「穴の開いたバケツに水を注ぎ続ける」のと同じです。
根本解決にならず、借金だけが増えていきます。
督促を止める現実的な方法はこの3つ
ここからが本題です。
督促を止めるための現実的な選択肢は、大きく3つ あります。
① 債権者に自分で相談して、支払い計画を立て直す
まだ延滞から時間が経っていない場合は、
「今は○○円なら払える」「給料日後にまとめて払いたい」
といった形で、自分から電話して正直に相談するのも一つの手です。
- 返済日を少し延ばしてもらえる
- 一時的に返済額を減らしてもらえる
といった対応をしてくれる会社もあります。
ただし、
- すでに何か月も延滞している
- 複数社から借りていて全体額が大きい
こういう場合は、①だけで立て直すのはかなり厳しいです。
② 債務整理をして「受任通知」で督促を止める
もっとも確実に督促を止める方法が「債務整理」です。
弁護士・司法書士に依頼すると、
あなたの代わりに各社へ
「今後の連絡は、本人ではなく事務所あてにしてください」
という「受任通知」を送ってくれます。
この受任通知が届いた時点で、
貸金業者はあなた本人に直接督促することが禁止されます。
よく使われる手続きは、
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
などですが、どれが合うかは状況次第なので、
まずは「無料相談」でプロに聞いてみるのが早いです。
③ 法テラス・自治体の無料相談を利用する
「いきなり弁護士事務所に電話するのは緊張する…」
そんな場合は、公的な相談窓口を使う方法もあります。
- 法テラス(日本司法支援センター)
- 市区町村の法律相談・消費生活センター
ここでは、
- 今の状態で何が問題なのか
- どんな手続きの選択肢があるのか
を整理するところまで手伝ってもらえます。
任意整理で督促が止まる仕組み
債務整理の中でも、比較的利用しやすいのが任意整理です。
任意整理とは?
- 裁判所を通さずに、弁護士・司法書士が業者と直接交渉
- 将来利息をカットしたり、返済期間を伸ばしてもらう手続き
たとえば、
- 毎月の返済:合計8万円 → 3〜4万円程度まで減る
- 返済期間:3年〜5年くらいを目安に組み直す
といった形で「払える金額まで落とす」イメージです。
督促が止まるタイミング
- 事務所に相談
- 受任契約を結ぶ
- 事務所から各社へ受任通知を発送
- 各社のシステムに反映される
- 督促電話・手紙が止まる
早ければ相談した数日後〜1週間前後で、
ほとんどの督促が止まります。
相談前に準備しておくとスムーズなこと
相談するときに、すべて完璧でなくてOKですが、
次のような情報があると話が早いです。
- 借りている会社名
- 残りの借金のだいたいの金額
- 毎月の返済額
- 延滞している期間
- 毎月の収入と固定支出(家賃・光熱費など)
手元にある請求書やカード、通帳を
ざっと集めておくだけでも違います。
「督促を止めたい」と思ったあなたへ
ここまで読んでくれたということは、
今の状況をなんとか変えたいと思っているはずです。
- 督促を我慢し続ける
- 督促を合法的に止めて、生活を立て直す
どちらを選ぶかで、この先の人生が大きく変わります。
もちろん、最終的な決断をするのはあなたですが、
「相談すること」自体にはリスクはほとんどありません。
- 相談は無料のところが多い
- 相談しただけで手続きが決まるわけではない
- 話を聞いてから「やっぱりやめる」もOK
少しでも、
「このままじゃマズいかも…」
と思ったなら、
一人で抱え込まずに、必ず誰か専門家に相談してください。
さいごに(免責事項)
このページの内容は、
できるだけ正確な情報にもとづいて作成していますが、
- すべての人に当てはまるわけではないこと
- 最終的な判断は、必ず専門家と相談してほしいこと
を理解したうえで参考にしてください。
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📩 ひとりで抱え込まなくて大丈夫です
督促が続くと、不安とストレスで何も考えられなくなりますよね。
でも、返済できない=人生終わり ではありません。
・督促をいったん止める方法
・毎月の支払いを下げる方法
・家族や職場にバレない進め方
こういった話は、専門家に相談した瞬間から一気に道が開けます。
このブログでは「どう動けばラクになるか?」をこれからも発信していきます。
「自分の場合どうしたらいいんだろう…」と思ったら、早めに誰かに相談してみてください。
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