「今月はちょっと払えないけど、来月なんとかしよう…」
そうやって先延ばしにしているうちに、
気づいたら「もう何ヶ月も延滞していた」という人は少なくありません。
ここでは、延滞を放置すると何が危ないのか、
具体的な理由を整理していきます。
■ 危ない理由①:利息・遅延損害金で、借金が雪だるま式に増える
支払いが遅れると、
- 通常の利息
- 遅延損害金(延滞したときのペナルティ利息)
の両方が発生します。
この遅延損害金は、通常の利息より高く設定されていることが多く、
「ちょっと延滞したつもり」が、
数ヶ月後には大きな金額差となって返ってきます。
■ 危ない理由②:信用情報に傷がつき、数年間ローンやクレカが使えなくなる
延滞が一定期間(おおむね2〜3か月以上)続くと、
- 信用情報機関に「延滞」の記録が載る
- いわゆる「ブラックリスト」状態になる
この状態になると、
- 新しくクレジットカードが作れない
- スマホ本体の分割払いが通らない
- 自動車ローンや住宅ローンも組みにくい
など、お金に関わる選択肢が一気に狭まります。
■ 危ない理由③:一括請求や法的手続きに進む可能性がある
延滞を放置し続けると、
債権者は「このままでは回収が難しい」と判断し、
- 残りの借金の一括返済を求める
- 裁判所を通じて支払督促・訴訟を起こす
- 給与や預金を差し押さえる
といった手段を取ってくることがあります。
ここまで進んでしまうと、
「少しずつでも返していきたい」という希望すら
通りにくくなることもあります。
■ 危ない理由④:精神的に追い込まれ、正常な判断ができなくなる
延滞を続けていると、
- 督促の電話や手紙が怖くて開けられない
- 通帳やアプリを見るのがこわい
- 常にお金のことを考えてしまう
といった精神的な負担も増えていきます。
その結果、
- 闇金に手を出す
- ギャンブルに走る
- 高額な副業詐欺に引っかかる
など、状況をさらに悪化させる選択をしてしまうことがあります。
■ 大事なのは「延滞したから終わり」ではなく、「延滞に気づいたら動くこと」
延滞してしまったこと自体を責めても、
状況は変わりません。
大事なのは、
- いま、いくら延滞しているのか
- これから毎月いくらなら払えるのか
- どうすれば生活と両立できる返済に変えられるか
を冷静に整理して、
必要であれば専門家に相談することです。
任意整理などを利用すれば、
- 将来利息のカット
- 毎月の返済額の軽減
- 督促のストップ
といった手段が取れるケースもあります。
「延滞してるのはわかってる、でも怖くて向き合えない」
そんな状態が続いているなら、一人で抱え込むのは本当にしんどいと思います。
いまの延滞状況と、これから払える金額を整理するだけでも、見える景色は変わります。
無料相談を上手に使って、“延滞を終わらせるための一歩”を一緒に考えてみませんか?
▼ 次に読むべき記事:差し押さえの具体的な流れを知っておこう
返済が遅れ続けると、最終的には「給料」「銀行口座」「財産」に対して“差し押さえ”が行われます。
でも多くの人が誤解しているのは、
- いきなり差し押さえは来ない
- 必ず事前に“あるステップ”がある
- 止められるタイミングがまだ残っている
ということです。
「延滞を続けると本当にどうなるのか…?」
「どの時点で差し押さえが発動するのか…?」
「今の自分はどの段階なのか…?」
こうした不安は、正しい流れを知るだけで“今やるべきこと”がハッキリします。
次の記事では、
- 差し押さえが始まる“3つの条件”
- 実際のタイムライン(督促 → 催告 → 裁判 → 強制執行)
- 差し押さえを回避するための最終手段
を超わかりやすくまとめています。
👉 【次の記事】差し押さえっていつから始まる? 具体的な流れを解説
→表示
あなたの状況を“今どのステージなのか”判断するためにも、必ず読んでおいてください。

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