「返済できない…」と気づいたらまず知ってほしいこと
返済日が来ているのにお金が足りない。
通知や督促のメールを見るのもツラい…。
そんな状態になると、
「このまま放っておいたらどうなるの?」
という不安が一気にふくらみます。
ここでは、返済を遅れてしまったときに起こりやすい流れを「1日目〜90日」まで時系列で整理します。
※実際の対応は、クレジット会社・消費者金融・銀行ローンなどによって違います。
ここで書いているのは、あくまでよくある一般的なパターンとして読んでください。
1日目〜3日目:うっかり遅れの段階(まだ軽い)
返済日を少し過ぎたくらいだと、多くの会社は
- アプリの通知
- メール
- SMS(ショートメッセージ)
などで「お支払いの確認ができていません」とお知らせしてきます。
この段階では
- すぐに支払えば、ほとんど問題にならない
- 信用情報(いわゆるブラックリスト)には、まだ登録されないのが一般的
という、まだ“うっかり”レベルです。
「気づいた日にすぐ入金する」
これができれば、ダメージはかなり小さく済みます。
4日目〜30日目:督促の電話・ハガキが始まる
1週間、2週間と遅れが続くと、
- 携帯や自宅への電話
- ハガキや封書での督促
- 「このままでは延滞になります」という案内
が少しずつ増えてきます。
この時期に起きやすいことは:
- 遅延損害金(延滞利息)が発生する
- クレジットカードの「新しい利用」が止まる
- 分割のショッピング枠が使えなくなる
などです。
まだこの段階なら、自分から電話をして「いついくら払えるか」相談すると、分割や返済日の変更に応じてくれることも多いです。
逆に、ここで完全に無視してしまうと、状況が一気に悪化していきます。
30日〜60日:本格的な延滞扱いになるゾーン
1ヶ月〜2ヶ月ほど返済が遅れると、会社側から見ると**「本格的な延滞」**という扱いになっていきます。
この時期の変化の例:
- 督促の電話・郵送がさらに増える
- まとめて支払いを求められることがある(残額の一括請求など)
- 会社の社内情報として「延滞者」として扱われる
そしてこの30〜60日のあたりが、
**「まだ自力で立て直しやすい最後のチャンス」**でもあります。
この時期にやっておきたいこと
- 家計を洗い出して「毎月いくらなら払えるか」をハッキリさせる
- 返済先にこちらから連絡して、分割やリスケ(返済計画の変更)を相談する
- これ以上の借り入れでごまかさない(自転車操業は危険)
「電話するのが怖い…」と思うかもしれませんが、
まったく連絡がない状態のほうが、相手からの信用は落ちてしまいます。
61日〜90日:信用情報にキズがつくタイミング
返済を2ヶ月〜3ヶ月近く遅らせると、
多くの会社は信用情報機関に「延滞」の情報を登録します。
いわゆる「ブラックリスト入り」と呼ばれる状態です。
この情報が登録されると、一定期間は:
- 新しいクレジットカードが作れない
- ローン審査(車・住宅など)が通りにくくなる
- スマホの分割払いも断られることがある
など、生活全体にじわじわ影響が出てきます。
法的手続きに進む可能性も出てくる
延滞が続き、会社からの連絡にも一切応じない状態が続くと、
- 内容証明郵便での督促
- 裁判所を通じた支払い督促
- 給料や口座の差押えにつながる手続き
といった、法的なステップに進むこともあります。
いきなり初日から給料差押え…ということは普通ありませんが、
放置を続けるほど「話し合いで解決できる余地」がなくなっていくのが現実です。
放置するとどうなるか?3つのリスク
- 利息・遅延損害金で総返済額がふくらむ
- 信用情報にキズがつき、将来のローンや契約に影響する
- 最終的に、法的手続きに進む可能性がある
どれも「気づいたときに動いていれば防げたもの」が多いです。
返済できないときに今すぐやってほしいこと
「もう払えない…」と思ったときに、
やってはいけないこと・やるべきことを整理します。
やってはいけないこと
- 何も見ず、何も開かず、完全に放置する
- 新しい借金でとりあえず返す(自転車操業)
- 闇金・怪しい融資に手を出す
- 家族や職場にバレるのが怖くて、誰にも相談しない
やってほしいこと
- 家計(収入・支出・借金総額)を紙やメモアプリに全部書き出す
- 各社に「いついくらなら払えるか」を正直に相談する
- 将来の支払いがどうしても無理なら、
任意整理・個人再生・自己破産など**法律上の手続き(債務整理)**も選択肢に入れてみる - ひとりで判断せず、専門家や公的な相談窓口に話を聞いてもらう
ひとりで抱え込まないことが、一番の“延滞対策”
返済が遅れてしまっても、
「もう終わりだ…」という状態ではありません。
- 早めに動けば、ダメージは小さくできる
- 返済額を減らしたり、分割回数を増やしたりする方法もある
- 法律上、生活を立て直すための仕組み(債務整理)は用意されている
大事なのは、**「放置」ではなく「相談」**を選ぶことです。
まとめ
- 1日〜3日:通知・メールレベル。すぐ払えば大きな問題になりにくい
- 4日〜30日:電話・ハガキの督促、延滞利息が発生
- 30日〜60日:本格的延滞。ここが立て直しやすい“ラストチャンス”
- 61日〜90日:信用情報にキズ。放置すると法的手続きの可能性も
「今まさに支払えない」「督促が怖い」という人ほど、
早く誰かに相談したほうが、結果的に傷口は小さくなります。
【相談してみようかな…と思ったあなたへ】
このサイトでは、
- 返済に困ったときの考え方
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などを分かりやすくまとめています。
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そんなときは、サイト内の「お問い合わせ」から気軽にメッセージを送ってください。
無理に何かをおすすめするのではなく、まずは現状整理のお手伝いをするスタンスで対応します。
延滞が続くと「これってブラックリストになるの?」と不安になりますよね。
実は、信用情報に傷がつく仕組みを理解しておかないと、知らないうちに状況を悪化させてしまうこともあります。
スマホの分割審査やクレカ更新など、
“ブラック入りで困るリアルな場面” をまとめているので、一度必ず確認してください。
👉 【次の記事はこちら】ブラックリストに載るとどうなる?具体的な影響を徹底解説→表示
あなたが損をしないように、次へ進んで正しい知識を押さえておきましょう。

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