差し押さえは“いきなり”は来ない
多くの人が「明日いきなり財産を持って行かれるのでは?」と不安になりますが、
差し押さえはある程度のステップを踏んでから行われます。
1.延滞 → 督促 → 法的手続き → 差し押さえ の流れ
ざっくり流れはこの4段階です。
- 返済の延滞(数週間〜数ヶ月)
- ハガキ・電話・SMSなどでの督促
- 裁判所を通じた「支払督促」や「訴訟」
- 判決・和解 → 強制執行(差し押さえ)
いきなり④には行きません。
必ず③の「裁判所からの書類」が届く段階があります。
2.差し押さえの対象になりやすいもの
- 給与(手取りの最大1/4まで)
- 預金口座
- 不動産(持ち家など)
- 自動車などの資産価値のあるもの
生活に最低限必要なものが全て持っていかれるわけではありませんが、
給料や口座を押さえられると、生活へのダメージはかなり大きいです。
3.「いつから始まる?」の答えは“放置期間次第”
延滞してすぐに差し押さえ…ということはまずありませんが、
- 数ヶ月〜1年以上、まったく応じていない
- 裁判所からの書類も無視した
こうなると、債権者は強制執行(差し押さえ)に踏み切る理由が十分になります。
4.差し押さえを防ぐためにできること
- 督促の電話やハガキを無視しない
- 支払えないなら正直に状況を説明し、分割や減額の相談をする
- すでに訴状や支払督促が届いているなら、早急に専門家へ相談
差し押さえは、「話し合いの余地がない」と判断されたときの最終手段です。
逆に言えば、「話し合いのテーブル」に早く着けば着くほど避けられる可能性は高くなります。
「このまま放置したら、いつ差し押さえられるんだろう…」と不安なら、待つより先に動いた方が安心できます。
実は、差し押さえを避けるための手段はいくつか残されています。
あなたの状況で“今すぐできること”を一緒に整理してみませんか?

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